NNAがアジア太平洋地域に進出する日系企業に2024年下半期(7~12月)の業績見通しを聞いたところ、「増収増益」との回答が全体の25.2%を占めた。増収増益予測は前回調査の24年上半期(1~6月)業績見通しからほぼ横ばい。全回答で最も多かったのは「減収減益」(30.9%)で、この構図も前回調査から変化がなかった。約1年前の前々回調査(23年下半期の業績見通し)では「減収減益」が4割強、「増収増益」が10%台だったことと比べると日系企業の業績は持ち直してはいるが、回復に向けた歩みは足踏み状態にあると言えそうだ。