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【一帯一路の現場から】日本の投資待つ、ハンバントータ港開発

スリランカの「一帯一路」
約13億米ドル(約1,430億円)を投じて2010年11月に開業したスリランカ南部のハンバントータ港。巨額債務を払えず中国企業に権益を売り渡した「債務のわな」の代表例として国際社会が注視している。しかし、「中国の港」という先入観にとらわれない方が良さそうだ。アジアと欧州を結ぶ大型コンテナ船やタンカーが同港沖合10海里(約18.5キロ)先を1日約200隻往来する、インド洋の海上交通路(シーレーン)の要衝の開発は、日本企業にとってもいろいろな青写真が描けるからだ。(取材・写真=NNA東京編集部 遠藤堂太)