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【一帯一路の現場から】唯一の完成車メーカー、力帆実業

エチオピアで存在感増す中国
エチオピアに進出する唯一の完成車メーカーである力帆実業(集団)。人口1億人の同市場で、将来の潜在需要を見込んで、2009年に現地生産を開始した。しかし、10年間で累計販売台数は5,000~6,000台にとどまり、苦戦を強いられている。最大の課題は慢性的な外貨不足によって部品の輸入がしばしば滞ることだ。加えて、不透明な税制や工場労働に不慣れな現地人材の扱い方など、先行企業としての課題に直面している。(取材・写真=NNAインド編集部 天野友紀子)