インドネシアのプラボウォ政権が発足してから20日で1年になる。2045年に先進国入りを目指すビジョン「黄金のインドネシア2045」達成に向けた政策にまい進しているが、内実を見ると内政、外交ともに多くの難題に直面。経済面では8%成長を掲げて改革に着手したが、ここに来て海外直接投資(FDI)が落ち込み、国内直接投資(DDI)が主導になりつつある。FDIの誘致を図りつつ、新政権下で始動した政府系投資ファンドを成長エンジンとしたい考えだが、規制緩和など長年の課題が残ったままで成長軌道を描けるかどうかは不透明だ。