大手財閥ジャルーン・ポーカパン(CP)グループ傘下で冷凍食品やパンを生産するCPリテーリング・アンド・マーケティング(CPRam)は、2013~17年に200億バーツ(約520億円)を投じて、全国7カ所に工場・配送センターを開設する計画だ。バンコクポストが報じた。
7カ所のセンター開設により、年間売上高は5年以内に現在の2倍となる200億バーツに達すると見込んでいる。東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)の発足に伴う需要拡大に備える狙いもある。
センターを新設する7カ所は、東部チョンブリ、中部ナコンパトム、東北部ウボンラチャタニ、ナコンラチャシマ、北部ナコンサワン、南部スラタニ、プラチュアプキリカン。現在はバンコクなど6カ所に開設している。
CPリテーリングは、「ジェード・ドラゴン」ブランドの点心、「デリ・タイ」ブランドの冷凍食品、「ル・パン」ブランドのパンを生産する。生産量は現在、点心が日産180万個、冷凍食品が28万箱、パンが140万個。製品は、親会社であるCPオール(CPALL)のコンビニエンスストア「セブンイレブン」などで販売している。
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