韓国は国策課題として、コンテンツとプラットホーム、ネットワーク、端末機の4分野で基幹技術の開発に取り組む。韓国国会の知識経済委員会は29日、「ギガコリア」プロジェクトのロードマップを発表した。
電子新聞によると、事業は知識経済部や放送通信委員会、文化体育観光部など6官庁・機関が共同推進する。2013年からの8年間に官民合計で5,501億ウォン(約400億円)が投じられる予定だ。
ネットワーク分野では、第4世代(4G)移動通信のロング・ターム・エボリューション(LTE)サービスより50倍速い第5世代(5G)移動通信サービスの開発が挙げられる。テラ級の有線網技術も確保する計画だ。
端末分野は、処理能力を10倍、保存能力を1,000倍に引き上げることを目標に高性能端末の基幹技術開発を進める。プラットホーム分野では大容量データの処理速度を1,000倍向上させ、大型の体感メディアを処理できる基幹技術の完成を目指す。コンテンツ分野は体感映像コンテンツの具現に重点を置く。
すでに日米中などが同様のプロジェクトに着手している。韓国はこのプロジェクトを通じ、情報通信技術(ICT)全般で世界の主導権をつかみたい考え。ただ、複数の官庁が共同推進することで、むしろ実行力が落ちるのではないかとの指摘もある。
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