地場2社のEV公用車、政府高官が利用拒否

インドの自動車大手タタ・モーターズとマヒンドラ&マヒンドラ(M&M)が政府に公用車として供給した電気自動車(EV)に問題が生じているもようだ。性能が悪く、航続距離が短いためで、ライブミント(電子版)によると、政府高官は利用を拒否しているという。

公共調達を担う政府系企業エナジー・エフィシェンシー・サービシズ(EESL)は昨年、主にデリー首都圏(NCR)で使用する公用車としてタタとM&Mに1万台のEVを発注。第1期としてタタはEV仕様の小型セダン「ティゴール」350台、M&MはEVセダン「eベリト」150台を供給することになっている。

複数の消息筋によると、両車両は1回の充電で走行可能な距離が、予定されていた80~82キロメートルを下回っている。バッテリーの容量も17キロワット(kW)と、国際基準の27~35kWを大きく割り込む水準だ。

公用車のEV切り替えを巡っては、充電インフラの不備が障害となり、実施がずれ込んだ経緯がある。性能の問題が浮上したことで、新たな難題を抱えた格好だ。

消息筋によると、高官のEV利用拒否には自動車用燃料の手当てが打ち切られることも背景にあるもよう。一方、M&Mは問題に対応するため、航続距離が長い新型EVの開発に取り組んでいるという。


関連国・地域: インド
関連業種: 自動車・二輪車社会・事件政治

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