キャセイの5月旅客数、観光閑散期で微減

香港の航空大手、キャセイパシフィック航空は19日、5月の旅客数が前年同月比0.8%減の282万7,634人(延べ人数、以下同じ)だったと発表した。前月と同じ下げ幅。搭乗率は2.2ポイント下落の82%だった。

貨物の取扱量は8.2%増の17万5,074トンで、伸び幅は前月から1.5ポイント加速した。積載率は2.3ポイント上昇の68.6%となった。数値はいずれも100%子会社のキャセイドラゴン航空(国泰港龍航空、旧香港ドラゴン航空)を含む。

同社は5月の旅客部門について、「観光のオフシーズンに当たり、伸び悩んだ」とコメント。ただ、商用での渡航需要が増えたことと為替変動で旅客収益率は改善した。

貨物部門は、特に中継貨物の増加が積載率を押し上げ、収益率の向上にも貢献した。新しく開設した欧州3路線も順調で、「想定通り」と評価した。

1~5月の旅客数は前年同期比1.4%増の1,455万9,319人だった。搭乗率は0.7ポイント下がり84%。貨物取扱量は7.9%増の85万7,897トンで、積載率は2ポイント上昇の67.8%となった。

■米中対立で貨物業務への影響懸念

キャセイ航空の盧家培(ポール・ロー)最高顧客・商務責任者(CCO)は、米中の貿易をめぐる対立が同社の貨物業務に与える影響について、初めて懸念を表明した。19日付サウスチャイナ・モーニングポストが伝えた。

盧CCOは、「状況を非常に注意深く見守っている。直ちに影響はないが、状況は日々変化している」とコメント。「貿易摩擦は起こってほしくない。貿易戦争は誰の利益にもならない」などと話した。2週間前に同じ質問をされた際には、同社は心配していないと答えていた。

市場競争の激化を受け、キャセイは2016~17年に2年連続の最終赤字を計上した。だが、貨物部門の業績は好調を維持している。キャセイは米国行きの貨物便を1日当たり最大6便運航している。


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