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【アジアに行くならこれを読め!】『「世界」で働く。』

ビジネスの基本は根回し、人を介さずにビジネスなし、違う考え方を受け入れる——。アフリカでのビジネスで大成功している著者が示すこれらの秘訣は、もちろんアジアでも通じることだ。いや、もうアジアやアフリカなどの地域で分類するのではなく、新興国・途上国か否かで分けた方がいいのだろう。冒頭で見たように、アフリカでもアジアでも、コツは驚くほど似ているのだから。

低廉な労働力などを求めてアジアへ出てきた日本企業。それが高騰してきた近年はアフリカもスポットライトを浴び始めている。

そのアフリカでタフな交渉を続けてきた著者によると、日本人が「持ち帰って検討します」と回答すると、相手はがっかりするという。「自分の目の前にいるのはこんな小物なのか」と。このような答え方は日本でしか通じないようで、中国をはじめとするアジアでも事業展開している著者は(反応は)「それらの国々でもほぼ一緒」と指摘する。いまアジアで汗をかいているビジネスパーソンには思い当たる節があるのではないか。

アフリカで政府系の国際競争入札に応札する場合、ライバルは価格競争力のある中国企業、インド企業になるという。日本を含むアジア勢がアフリカでも火花を散らす。もちろん欧米企業も競合相手。やはり、もう「地域」の枠はあまり意味を持たなくなってきているようだ。

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『「世界」で働く。』

金城拓真 日本実業出版社

2016年2月発行 1,400円+税

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「どんな案件も成功確率は50:50(本書より)」

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<目次のぞき見>

・世界中、ビジネスの基本は「根回し」

・途上国の1+1=?

・商談は自分のフィールドで行う

・会社の看板は無意味

・日本人の強みは「空気を読める」こと

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<著者紹介>

金城拓真(きんじょう・たくま)

1981年沖縄県生まれ。自称「何でも屋」。アフリカ10カ国で多数の会社を経営し、「日本におけるアフリカン・ビジネスの第一人者のひとり」と呼ばれる。著書に『世界へはみ出す』(2013年)、『プータロー、アフリカで300億円、稼ぐ!』(12年、石川直貴名義)など。16年から中国ビジネスも始めた。

※特集「アジアに行くならこれを読め!」は、アジア経済を観るNNAの新媒体「NNAカンパサール」2017年12月号<http://www.nna.jp/nnakanpasar/>から転載しています。


関連国・地域: 中国インド日本アフリカ
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務社会・事件

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