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【食とインバウンド】 米国で増える「厳しくない菜食者」

第21回
米国の旅行市場が回復し始めています。今年3月12日の国内空港利用者は135万7,000人となり、1日の利用者数としては最低水準だった昨年4月の8万7,500人を大きく上回りました(※)。これは新型コロナウイルス禍前の70%程度の水準ですが、それでも急速に回復していると言って良いでしょう。ワクチン接種を猛スピードで進めている米国は、日本のインバウンド業界にとってはぜひ早期に戻ってきていただきたい国の一つです。厳しいロックダウン(都市封鎖)で暗かったニューヨークが一転して明るくなっているというニュースにも期待が膨らみます。そこで今回は、コロナ禍で変化してきている米国消費者の食のスタイルを考察してみましょう。