韓国の不動産開発大手、富栄(プヨン)は月内にも、カンボジアの首都プノンペンのロシア通り沿いで計画している複合開発「富栄タウン」に本格的に着工する。高棉日報(電子版)などが伝えた。
建設地は、プノンペン国際空港から市内に向かう途中のプラムピー・マカラ(1月7日)立体交差付近にあり、敷地面積は23万6,022平方メートル。当初計画によると、地下4階、地上18階建ての住宅・商業施設複合ビルのほか、マンション47棟を建設する。住宅戸数は最終的に約1万7,000戸となる。
富栄タウンは2004年に計画が浮上したが、08年の金融危機で着工が先送りされた経緯がある。富栄は最近、本格着工に向け整地などを進めてきた。
プノンペン市内では、モニボン通り沿いで建設が中断している高層ビル「ゴールドタワー42」も、今年6月に工事が再開される見通しだ。
ゴールドタワー42も、韓国の不動産開発業者、ヨンウと大韓土地信託が建設を進めているもの。業者側はこのほど、プノンペン市国土計画・建設局に工事再開の方針を伝えたもようだ。
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