外国人が多数訪れるソウルの繁華街・明洞で、化粧品ブランドの店舗数が急増している。ソウル経済新聞などが伝えた。
化粧品業界によると、同エリアで化粧品を販売する店舗は、ドラッグストアを含め26ブランドの81店に上る。2008年の21店からほぼ4倍に増えた。以前は日本人観光客が人気商品に集まる傾向が強かったが、最近は中国人観光客が大量購入するケースが多い。これら化粧品ブランドの製品は手ごろな価格ながら、ほかの業種の店舗を押しのけるように次々出店。明洞に昔からある建物や、公示地価が韓国で最も高い場所も獲得した。
ブランド別には「ネイチャーリパブリック」の店舗数が8店と最も多く、月平均の売上高は30億~35億ウォン(2億1,100万~2億4,700万円)と推定される。「イッツスキン」(月売上高推定20億ウォン以上)と「ミシャ」「エチュード」(以上、30億ウォン)「トニーモリー」(25億ウォン)は各6店、「イニスフリー」(25億ウォン)と「アリタウム」は5店ある。各ブランドの明洞エリアでの年間売上高は、ある程度の中小企業の売上高より多いという。
明洞での化粧品店舗の急増は、美容で定評のある韓国の化粧品が価格の割に高品質と認められ、韓国観光でも大きな役割を果たしていることを示すものといえそうだ。
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