人材分野の専門家によると、最近は会社を辞める人が急増している。新型コロナの流行で定着したリモートワークから従来のオフィス勤務へ戻るよう、社員に強要している企業があるためだ。
あるスタートアップは4月から出社するよう伝えたところ、2~3月に800人を超すフルタイム社員が辞職した。社員たちは北部グルガオンや西部ムンバイ、南部ベンガルール(バンガロール)の事務所での勤務を指示されたらしい。
英大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤングが今月出した調査報告書によると、インドの転職・採用活動は現在、売り手市場のようだ。足元ではインフレが加速する一方で労働市場は縮小している。こうした状況の下、インド人社員の5割以上が、給料アップやより良いキャリア、リモートワークが可能な柔軟な働き方を求めて向こう1年間で転職する可能性があるという。(虎)
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