建設コンサルタント企業の日本工営は25日、カンボジア北西部シエムレアプ州での観光事業の促進に向けた協力で、現地の企業連合との間で覚書を締結したと発表した。情報通信技術(ICT)を活用して観光産業を振興するプロジェクトを支援する。シエムレアプ州は、世界遺産のアンコールワット遺跡群がある観光地。
地元の観光関連企業や地域の代表者らで構成されるシェムリアップ・ツーリズム・クラブ(STC)と覚書を結んだ。日本工営は、自社のICTに関するノウハウを活用し、STCと連携して観光地の環境改善や人材育成を推進。宣伝活動や付加価値の高い新たな観光ビジネスの創出などにも取り組む。
日本工営はこれまでに、同州で日本政府が主導するスマートシティー事業に参画した実績がある。2020~22年には国際協力機構(JICA)からの委託で、州政府によるスマートシティー化に向けたロードマップ(行程表)の策定を行っている。
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