食料品や医薬品の買い出しに外出した先週末、行く先々で風邪の症状がある人々に遭遇した。薬局がある道の角では10代とみられる若者たちがたむろし、せきをしたり喉を痛がったりしているように見えた。
ネイルサロンに行った友人の話では、体の痛みを訴えた施術者が突如、席を外した。友人はすぐに店を出た。インターネット上のある住民は、ほぼすべての人が飲んでいるであろうせき止め薬を指し、「まずはそれを水で飲み込もう」と呼び掛けていた。
新型コロナウイルスの現在の感染者は、マニラ首都圏で推定100万~200万人に達しているとの試算もある。毎月の給料を使い切らないと生活できず、検査費用を捻出できない人も少なくない。保健省は2月中旬までには新変異株「オミクロン株」による現在の感染が落ち着き始めると試算している。いずれにせよ、トンネルの出口は近いということか。(D)
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