「お客さん、そうじゃないよ。分かってないなあ」。被害妄想かもしれないが、日本のコンビニエンスストアの店員にはそんな風に思われていたのではないか。2年ぶり一時帰国した日本ではキャッシュレス化が急速に進んでいた。コンビニなどのレジでは、決済の手順がわからず、たびたびまごついた。
2年という月日は短いようで、やはりそれなりに変化がある。最も変化を感じたのはキャッシュレス化だ。諸外国に比べて、現金決済の比率が高いと言われていた日本だが、外食や小売り、鉄道の乗車など、あらゆる場面で現金を使う機会がめっきり減っていた。新型コロナの流行により、接触機会をできるだけ減らそうという動きが、背景にあるのは言うまでもない。
いまだコロナ禍が猛威を振るう中、再び帰国できるのはいつだろうか。その時の日本はどんな風に変化しているのだろうか。(須)
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