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【食とインバウンド】Z世代が動かす市場

第30回
2年前の本コラムで私は「2020年はプラントベースフード(植物性食品)が市民権を得る』と予想しました。当時すでに世界で急拡大していたプラントベースが、東京五輪をきっかけに日本でも認知度を高めると考えたからです。加えて、その前年の18年末に英エコノミスト誌が19年に起こる12のトレンドの一つに「ヴィーガン(動物性食品を摂らない)」市場の急拡大を予想していたことも一因でした。これらの予想が的中したのかは議論の余地がありますが、ヴィーガンやプラントベースといった言葉が日常生活でもよく見られるようになったのは確かです。サステナブル(持続可能性)の文脈からも語られるようになったプラントベースは果たしてこのまま成長を続けるのか。今月は海外のデータを基に22年に何が起こるかを予想したいと思います。

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