• 印刷する

民主派政府、防衛隊への武器供給急ぐ方針

ミャンマーの民主派でつくる「挙国一致政府(NUG)」は、市街地で国軍から市民を守る防衛戦に臨む組織からの要望を受け、武器の供給を急ぐ構えだ。ただ、傘下の国民防衛隊(PDF)には、物資や連携の不足を訴える声も出始めている。独立系メディアのミャンマー・ナウが24日伝えた。

NUG国防省の広報官を務めるナイン・トゥー・アウン氏によると、自主的に立ち上がった多数の武装組織とつなぐ指令網を設立する計画を進めている。同氏は既に、NUGによる国民防衛隊(PDF)とその他の武装組織に、市民を守るための防衛装備の提供を始めていると述べた。

NUGは今月7日、国軍に対する防衛戦を開始すると正式に宣言したが、国軍を狙った攻撃の大半は、独立した地元の武装組織が実施。国民防衛隊は、十分な武器を得られていないという。

ある国民防衛隊のメンバーは、「(戦闘開始宣言と)武力との不均衡が最も大きな問題だ」と吐露。配下の組織は、軍事訓練や武器、NUGとの連携を求めているほか、食料や履物も必要だと語った。今は、民主派を支援する市民の寄付により、かろうじて生きのびている状態だという。

NUGはこれまで、国民防衛隊以外の団体を含む異なる組織を調整する軍としての階級制度や支援ネットワークの詳細を公表していない。ナイン・トゥー・アウン氏は近く内容を明らかにするとした上で、「革命の次のステージが必ず到来し、市民は間もなくその変化を見ることになる」と話している。

民主派と連携する、東部カヤー州を拠点とする少数民族武装勢力、カレンニー国民防衛隊(KNDF)のメンバーの1人は、NUGとの十分な物資や情報の共有があるとしたものの、具体的な内容は明らかにしていない。

国軍側は、NUGが防衛戦の開始を宣言した7日以降、取り締まりを強化。最大都市ヤンゴンで爆発事件や国軍が任命した行政官の暗殺が発生しているほか、北西部チン州、中部マグウェー管区など北中部の市街地、農村では激しい武力衝突が起き、多数の国内避難民が発生している。


関連国・地域: ミャンマー
関連業種: 政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

完全な合意履行要請、ASEANが議長声明(16:28)

新規感染924人、陽性率は3日連続5%未満(16:28)

アセアン首脳会議に代表欠席 議長声明案、実現の道険しく(10/27)

ミャンマー国軍、ASEANへの抗議否定(10/27)

岸田首相、27日にASEAN会合出席へ(10/27)

米がクーデターの責任追及、民主派と会談(10/27)

国連、ミャンマー新特使にヘイザー氏任命(10/27)

英政府、安保理でミャンマー危機協議を主導(10/27)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン