• 印刷する

【NNA景気指数】ベトナム 2021年第3四半期予測

<ベトナム 2021年第3四半期の予測>
ベトナムの21年4~6月のDIはそれぞれ、66.7%、66.7%、33.3%となった。3カ月の平均値は55.6%で、21年第3四半期の景気は「くもり(横ばい)」となった。
NNA景気指数=NNA景気状況指数(NNA CI)とNNA景気動向指数(NNA DI)により構成される。NNA CIは景気の量感(景気の山、谷等)を表し、NNA DIは景気の方向性を示す。両指標ともNNAのベトナム経済に関する記事をセンチメント分析するとともに、マクロ指標と組み合わせて算出してる。NNA DIでは最新月を含めた過去3カ月におけるDIの平均値により、以降3カ月の景気の状態について判断している。

<ベトナム 2021年第3四半期の予測> ベトナムの21年4~6月のDIはそれぞれ、66.7%、66.7%、33.3%となった。3カ月の平均値は55.6%で、21年第3四半期の景気は「くもり(横ばい)」となった。 NNA景気指数=NNA景気状況指数(NNA CI)とNNA景気動向指数(NNA DI)により構成される。NNA CIは景気の量感(景気の山、谷等)を表し、NNA DIは景気の方向性を示す。両指標ともNNAのベトナム経済に関する記事をセンチメント分析するとともに、マクロ指標と組み合わせて算出してる。NNA DIでは最新月を含めた過去3カ月におけるDIの平均値により、以降3カ月の景気の状態について判断している。

■第4波で景気回復減速

・厳格な社会隔離措置続く

・4月ピークに指数低下

・経済活動への影響警戒

<経済アナリストの目>

ベトナムは東南アジアの中でも最も新型コロナウイルス感染症の封じ込めに成功してきた国だったが、4月以降、第4波の襲来に見舞われた。7月に入り感染増加が特に顕著となり、緊迫感が増す中、政府は厳格な社会隔離措置を実施している。

3月末時点の累積感染者数は2,600人、死者は35人にとどまっていたが、7月5日に1日の感染者数が初めて4桁を突破、12日には4,000人を超えた。12日現在で累積の感染者数は2万7,000人、死者は105人まで増加している。

7月9日からは首相指示に基づき、他地域への移動の禁止や公共交通サービスによる旅客輸送の禁止など、ロックダウン(都市封鎖)に相当する厳格な社会隔離措置を実施している。ホーチミン市のスーパーマーケットでは買い出しの集中による品不足が発生し、市当局が物資輸送を強化するよう指示するなど、市民の不安解消に努めている。保健省はホーチミン市にワクチン接種のための移動車両を投入するなどしてワクチン接種の加速を図っている。

ベトナムの2021年第3四半期(7~9月)予測は、4~6月の3カ月の指数の平均をベースに実施する。景気の現状を指数化したNNA CIは、4月に114.1をつけ、コロナ危機後のピークとなったが、その後5~6月は2カ月連続で下落した。6月は、株価指数と記事センチメント以外の全ての指標がマイナスに転じたことが、CI指数の下落の原因となった。

景気の方向感を表すNNA DIは4~6月の3カ月平均で55.6%をつけた。この指標は、工業生産、小売売上、輸入数量、輸出数量、M2、株価指数、記事センチメントの7指標のうち、いくつが3カ月前から改善を示しているかを見るものである。同期間のNNA DIは「くもり」のレンジにあり、各経済指標の動きからは景気は「横ばい」と予測される。

月次のDI指標を見ると、4、5月とも66.7と比較的堅調だったが、5月には33.3に急落している。6月には工業生産と株価指数を除く全ての指数が悪化し、DIの月次指標の急落をもたらした。6月以降強化されている新型コロナ対策に伴い経済活動にブレーキがかかると、DI指標による「くもり」予測にもかかわらず、景気が下降局面に転じる可能性がある。

21年の経済成長率については、世界銀行は6月上旬に6.6%、国際通貨基金(IMF)は4月に6.5%、アジア開発銀行(ADB)も同じく4月に6.7%と、それぞれの予想を発表したとNNAは報じている。

日本格付研究所 国際審議役・チーフアナリスト 増田篤

<本資料について>

本資料は、株式会社NNA(以下、弊社)が皆さまに情報提供を行う目的で作成したものです。本資料の作成にあたり、弊社は情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。本資料に記載した弊社の見通し、予測、予想、意見等(以下、見通し等)は、本資料作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また本資料に記載した弊社の見通し等は将来の景気や株価等の動きを保証するものではありません。

※NNA景気指数の満足度アンケートを実施中。こちらのアンケートにご協力ください。

https://www.nna.jp/questionnaire/index/202107161972


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 自動車・二輪車電機食品・飲料マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

東南ア車販売、8月は17万台 前月比2%増、5カ月ぶりプラス(10/20)

南部に労働者戻り始める、1日数千人(10/20)

市中感染3027人増、4波累計86.6万人(10/20)

カントー市、店内飲食やバーの再開許可(10/20)

ビナケム、化学品ドゥクザンの全株式売却へ(10/20)

アジアIT人材が遠隔勤務、パソナが紹介(10/20)

大手国営11社、累積赤字が11兆ドン(10/20)

これまでのコロナ対策支出は30兆ドン、政府(10/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン