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蔡総統、台鉄局の改革を表明

組織・財務に課題、実行が焦点に

台湾の蔡英文総統は7日発表した談話で、台湾東部花蓮県で発生した台湾鉄路(台鉄)の特急列車脱線事故を巡り、運行主体の台湾交通部(交通省)台湾鉄路管理局(台鉄局)の改革を断行する考えを表明した。中でも政府依存が指摘される組織体質と多額の負債を抱える財務の改善を徹底する方針だ。台鉄を巡っては20年以上にわたって「会社化」を含めた改革が叫ばれてきたが、労働組合の反発などを受けて実現しておらず、実行できるかどうかが焦点となる。