三菱自動車のタイの生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)は20日、設立60周年を記念して非営利団体(NPO)「ミツビシ・モーターズ・タイランド・ファンデーション(MMTF)」を創設すると発表した。
MMTFは、事業の第1弾として、タイの王室森林局、タイ温室効果ガス管理機構(TGO)と協力し、東部チョンブリ県とその近隣県の森林60ライ(9.6ヘクタール)に植樹する。
MMThはこのほか、年内に三菱自動車の自動車を購入した顧客を対象に、総額6,000万バーツ(約2億1,000万円)相当の景品が当たるくじ引きを開催する。対象となるのは、2020年1月20日~12月31日に自動車を購入した人で、くじ引きは四半期に1回開催する。景品は、最大912グラムの金(きん)や、韓国サムスン電子のスマートテレビ、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)12」など。
MMThの一寸木守一社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、「60周年を迎えられたのは、タイ政府や地域社会、ディーラー、取引先、そして何より顧客の支援があったからこそだ」と述べ、謝意を示した。
三菱自動車は、1961年にタイに販売会社を設立し、64年に生産を開始。2003年に現在の社名に変更した。チョンブリ県レムチャバンに生産工場3カ所、エンジン工場1カ所を構え、小型セダン「アトラージュ」やスポーツタイプ多目的車(SUV)「パジェロスポーツ」、ピックアップトラック「トライトン」などを生産。昨年12月には、プラグインハイブリッド車(PHV)のSUV「アウトランダーPHEV」の生産も開始した。
MMThは、21~26年に工場再建と自動車の新型モデルの開発に360億バーツ以上投じる計画だ。
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