人材サービスのウィルグループは7日、製造業・物流業向けに特化した完全子会社ウィルオブ・ファクトリー(東京都千代田区)が、同社初の海外法人をベトナムに設立したと発表した。技能実習生の現地就労支援などを担う。今月11日に営業を開始する。
ウィルオブ・ファクトリーが100%出資し、現地法人ウィルオブ・ベトナムをホーチミン市に設立した。資本金は3,000万円。ベトナムの大学や送り出し機関との協力関係を深め、事前教育や相談受け付け、技能実習生が帰国後に「特定技能」の在留資格で再入国することの支援などを手掛けていく。
ベトナム人は、日本で働く技能実習生の中で最も多い。特定技能はまだ認知度が低く、対応できる送り出し機関も少ないという。ウィルオブ・ベトナムは、同国の人材紹介免許も取得し、同事業も展開していく方針だ。
ウィルオブ・ファクトリーは、工場の軽作業などの業務請負や作業スタッフの派遣・紹介などを手掛ける。外国人就労支援サービスも手掛け、先月20日には新たに特定技能でベトナム人21人の受け入れを実施していた。
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