中国全国乗用車市場信息聯席会(CPCA)によると、韓国の完成車最大手・現代自動車の2019年の中国での販売台数は68万6,390台と、前年比13.1%減少した。目標の86万台を大幅に下回った。
現代自動車は、地場メーカーの北京汽車との合弁・北京現代を通じて中国で自動車を販売している。北京現代の販売台数の推移を見ると、16年は114万台だったが、在韓米軍による高高度防衛ミサイル(THAAD)配備で中国の対韓感情が悪化したことなどから、17年は78万5,000台に急減。18年も79万台と低迷し、19年は70万台を下回った。
今年も大きな改善は見込めないことから、現代自は今年の中国での販売目標を19年より11万台少ない75万台に設定した。
東風汽車、江蘇悦達投資との合弁会社、東風悦達起亜汽車を通じて中国事業を展開する現代自傘下の起亜自動車も、苦戦を強いられている。19年の東風悦達起亜の販売台数は28万4,335台と、前年比23.4%減った。
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