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米国からの大豆輸入、シェア15%に縮小

中国農業農村省は17日、米中貿易摩擦の影響で1~8月の大豆輸入は全体で前年同期比約9%減の5,639万トンにとどまったと明らかにした。うち米国産のシェアは15%で、前年同期から約11ポイント縮小したという。

第3四半期(7~9月)の農産品市場動向の説明会見で明らかにした。同省市場情報局の唐珂局長は、米中貿易摩擦の発生以来、最も大きな影響を受けている輸入農産物は大豆だと指摘。その上で、輸入元の多元化や油脂原料の代替などを進めていることで、国内の大豆価格は基本的に安定していると説明した。

唐氏によると、山東省地区における9月の輸入大豆の課税後価格は500グラム当たり1.66元(約25円)で、前月比2.2%上昇したが、前年同月比では4.1%下落しているという。

一方で唐氏は、米中貿易摩擦が中国からの水産品輸出や綿花価格に影響を及ぼしていると指摘した。1~8月の水産品輸出は全体で133億米ドル(約1兆4,460億円)となり、前年同期比6.5%減少。綿花は、川下の需要不足で9月の等級「3128B」綿花の月間平均価格は1トン当たり1万3,008元と、前年同期に比べ20.3%下落した。唐氏は今月10~11日にワシントンで開かれた13回目の米中閣僚級貿易協議で農業分野で実質的な進展があったことを挙げ、今後も協議の価格面などへの影響を注視していく考えを示した。

■豚肉供給、来年の安定に期待

説明会見ではアフリカ豚コレラのため供給が減少し、価格が高騰している豚肉についても言及した。

唐氏は、9月以来、豚肉生産の奨励と(代替の牛肉や羊肉などの)市場供給拡大の政策により、豚肉需給がひっぱくする状況はやや緩和されていると説明。9月の卸売市場における豚肉価格の上昇幅は第1週目に5.1%だったが、第4週目には0.2%に落ち着いたとした。ただ短期的には供給は依然として厳しく、元旦、春節(旧正月)は高値が続くと予測した。同省畜産獣医局の楊振海局長は、年末までには豚肉生産の落ち込みは底を打ち反転するとし、来年には供給が正常化するとの見通しを示した。


関連国・地域: 中国-全国米国
関連業種: 食品・飲料農林・水産マクロ・統計・その他経済

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