【アジア取材ノート】フィリピン初の地下鉄着工
日本が資金・技術で支援
フィリピンで2月、鉄道の大型プロジェクトが相次いで着工された。27日にはマニラ首都圏の地下鉄敷設事業の起工式を開催した。同事業は、ドゥテルテ政権のインフラ整備計画「ビルド・ビルド・ビルド」のフラッグシップ事業75件の中で事業費が最大(約3,570億ペソ=約7,530億円)の案件で、同国初の地下鉄となる。これに先立つ15日には、マニラ市と南北近郊を結ぶ南北通勤鉄道の建設工事も開始され、両事業の完成によって首都圏の交通事情の大幅な改善が期待されている。