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西部に水・廃棄物処理施設、50億Sドル規模

シンガポールの水道庁に当たるPUBと国家環境庁(NEA)は9日、西部トゥアスに工業用水・廃棄物処理の複合施設「トゥアス・ネクサス」を建設すると発表した。50億Sドル(約4,100億円)超規模の大型プロジェクトで、向こう5年間で複数の入札を実施する。同様の施設は世界初という。

トゥアス・ネクサスの中心となる施設は、PUBが管轄する工業用水処理施設「トゥアス水再生プラント(トゥアスWRP)」とNEAの廃棄物処理・発電施設「インテグレーテッド・ウェイスト・マネジメント・ファシリティー(IWMF)」の2つ。それぞれの処理過程で発生する蒸気、バイオガス、電力を相互に有効活用することで、省エネルギーや二酸化炭素(CO2)排出抑制などの効果が見込める。2019年に着工し、23年から順次運用を開始する計画。

トゥアスWRPは、水道システム整備事業「大深度トンネル下水道システム(DTSS)」の第2期で要となる施設で、25年の稼働を予定。処理能力は1日当たり80万立方メートルで、従来の施設と異なり、処理後の水は工業用水として再利用可能になる。同施設の入札の第1弾は5月に実施済みで、第2弾を今年10~12月期に行う。事業規模は20億Sドル超を見込む。

IWMFは、廃棄物の焼却によって発電を行うウェイスト・トゥ・エナジー(WtE)設備だけでなく、リサイクル可能な一般ごみ、食品廃棄物、トゥアスWRPから出る脱水汚泥などの処理設備も備える統合型廃棄物処理施設。23年にまずはWtE設備(1日当たりの処理能力2,900トン)を稼働し、24年には残りの運用も開始する。27年にはWtEの能力を1日当たり5,800トンにまで引き上げる。事業総額は30億Sドル余りで、入札は今月と、来年1月に実施する。


関連国・地域: シンガポール
関連業種: 建設・不動産電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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