日系JERA、太陽光と蓄電池事業に参画

東京電力と中部電力の合弁会社JERAが29日、オーストラリアの再生可能エネルギー開発会社ライオン・グループ、蓄電池開発大手の米フルーエンスと、南オーストラリア(SA)州などでの大型蓄電池を併設した太陽光発電所の建設を元にした、蓄電池事業の共同検討で基本合意を結んだと発表した。ライオンが計画するクイーンズランド(QLD)州、ビクトリア(VIC)州も含む、太陽光発電所3カ所の建設を目指す。【NNA豪州編集部】

JERAは、オーストラリアでの計画を足場に、日本を含むアジア太平洋地域で蓄電池事業の可能性を模索する。同社の広報はNNA豪州に対し、「オーストラリアの計画が具体的に決定してから投資の妥当性について精査する」と述べた。同社は来年4月に東京電力と中部電力のガス貯蔵や火力発電などの事業統合を完了し、日本の火力発電所の半数を保有することになる。このため、日本で蓄電池を火力発電所に導入することによる発電事業の効率化を目指しており、今回の基本合意により、事業効率化の検証を進めていく考えだ。

ライオンは、SA州リバーランドに発電容量253メガワット(MW)の太陽光発電所と蓄電容量100MWの蓄電池、VIC州Nowingiに253MWの発電所と80MWの蓄電池、QLD州ケープヨークに55MWの発電所と20MWの蓄電池の建設を計画している。ライオンのデービッド・グリーン会長は、「今回の合意は安定した再生エネルギーを供給できるという将来に向けた第一歩。JERAとフルーエンスと共に世界的に、発電と大型蓄電池の開発を先導していく」と抱負を語った。

フルーエンスは、米電力大手ASEと独複合企業シーメンスの合弁会社で、蓄電池関連の業界経験が長く、これまでに16カ国で計500MWの蓄電容量を提供している。


関連国・地域: オーストラリア日本米国
関連業種: 電力・ガス・水道金融・保険社会・事件

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