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いすゞが小型軽量トラック 新興国戦略モデル「トラガ」投入

いすゞ自動車は23日、新興国向けに開発したキャブオーバー型軽量トラック「TRAGA(トラガ)」をインドネシアで発売した。小型トラック「エルフ」より小型のモデルで、現在、同社のラインアップにはない新しいセグメントに参入する。農家など小売り需要を取り込み、今年は3,000台の販売を目指す。

いすゞは世界戦略モデルのトラガを世界初公開した=23日、ジャカルタ(NNA撮影)

いすゞは世界戦略モデルのトラガを世界初公開した=23日、ジャカルタ(NNA撮影)

インドネシアの首都ジャカルタで世界初公開した。いすゞ自動車の片山正則社長は「インドネシアを国際戦略上の最重要市場として位置付け、新セグメントに挑戦する場として選んだ」と説明。東南アジアなど他の新興国へも輸出する方針だ。

トラガの車両総重量(GVW)は約3トンで排気量は2500cc。平ボディーと、ボックスの2車型を展開する。積載効率や小回り性、省燃費など同セグメントで求められる性能強化に注力し、競合他社との差別化を図った。荷台内寸は長さが2.8メートルで幅が約1.6メートル、最小回転半径は4.5メートル、燃費性能は競合より約2割改善した。平ボディーのジャカルタでの販売価格は1億9,000万ルピア(約148万円)。

世界戦略モデルとして、タイにある新興国向けトラック開発統括会社「いすゞ・グローバル・CVエンジニアリング・センター(IGCE)」と日本で共同開発し、インドネシアのいすゞアストラモーターインドネシア(IAMI)が2月に生産を開始した。現地調達率は52%、欧州排ガス基準は「ユーロ2」に対応した。

ピックアップトラック「D―マックス」をベースにし、トラガで使用する部品の68%をD―マックスなど既存の車種と同じものにした。これによりスペアパーツなど部品供給も効率化でき、アフターセールスの強化にもつながるという。

トラガのボックス型車=23日、ジャカルタ(NNA撮影)

トラガのボックス型車=23日、ジャカルタ(NNA撮影)

4月にIAMIの新社長に就任したエルナンド・デミリー社長は「(2年間の任期内に)顧客の需要に適切に応えて競争力を強化する。トラガはまさにその戦略の一環だ」と述べた。IAMIの可児卓治ディレクター(販売・マーケティング・アフターサービス担当)は「パームヤシや野菜などを運ぶ農家の需要に応えられるモデル」と述べた。ジャワ島東部やスマトラ島で販売台数が伸びると見込んでいる。

インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、「トラガ」と同じセグメント(中型ピックアップ)になる三菱自動車の「L300」は、2017年通年の販売台数が2万3,170台だった。


関連国・地域: インドネシア日本
関連業種: 自動車・二輪車

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