フィリピンの陸運統制委員会(LTFRB)はこのほど、「ウーバー」や「グラブ」などオンライン配車アプリを使って営業する車両の新規登録を再開した。車両登録は2016年7月以来、1年8カ月ぶり。ウーバーは、登録手続きをサポートするアシスト・センターを開設し、登録車両数の拡大を急ぐ。8日付マニラスタンダードなどが伝えた。
LTFRBは当初の予定通り、今週から新規登録を再開した。リザダ理事によると、理事会の「マスターリスト」に記載された申請者から優先的に登録を進めている。地元メディアGMAネットワークによると、マニラ首都圏では既に、LTFRBが定める上限の6万5,000台を超える登録申請書が提出されているという。
ウーバーは、首都圏ケソン市のLTFRBのオフィスから数メートルのビルに「運輸ネットワーク車両サービス(TNVS)アシスト・センター」を一時的に開設。必要書類の準備などで運転手をサポートする。
LTFRBは1月、ウーバーやグラブなど運輸ネットワーク会社(TNC)の配車アプリを使って営業する車両の総登録台数を制限する覚書回状を発出。登録台数の上限をマニラ首都圏で6万5,000台、セブ都市圏で1,500台、パンパンガ州で250台と定めた。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。