〔政治スポットライト〕日米豪印戦略対話復活へ、高官会合開催

オーストラリアは、中国の対外拡大政策に対抗する目的で、2008年に脱退した米国や日本、インドを交えた日米豪印戦略対話の復活を関係国と協議する方針だ。4カ国の高官は、来週マレーシアで開催される東アジア首脳会議(EAS)時に関連会合を開き議論する。一方、オーストラリア国内では、日米豪印戦略対話への参加を懸念する声も上がっている。8日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

オーストラリアの関係者は、4カ国の高官が集まる会合開催は、日米豪印戦略対話を完全復活させる上で大きな進歩だと評価。また、地域の安全保障問題を解決する上で、経済成長が著しいインドを無視することはできないとしている。

日米豪印戦略対話は、ハワード保守連合(自由党・国民党)政権から続いていたが、08年にラッド労働党政権が対中関係の悪化を懸念して脱退していた。ラッド元首相は外交官時代に駐中国大使館の書記官を務めていた。

一方、労働党政権下の2007~11年に駐中国オーストラリア大使を務めたジェフリー・ラビ―氏は「オーストラリアは経済的に、中国に最も依存している。中国が敵意を感じる日米豪印戦略対話に参加したい理由が分からない」と批判している。

■米韓豪が海軍演習実施

オーストラリア海軍は6~7日に、米国と韓国の海軍と韓国の済州島沖で合同演習を実施した。北朝鮮の船舶が核開発関連物資を輸送した場合の阻止を目的としたもの。オーストラリア海軍のフリゲート艦、HMASメルボルンとHMASパラマタの2隻が参加した。


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