タイでは即席麺や缶コーヒーなど日本から見ると意外な商品を生産する味の素。各国別の戦略について藤江太郎社長に聞いた。巨大市場である中国・インドの取り組みが注目されるが、藤江社長は中国駐在時（2006～11年）に単年度で黒字化を果たした一方、ＢｔｏＣ（企業・消費者間取引）事業を事実上撤退させた。「中国は今チャンスがある」として再展開させたい思いをにじませた。