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【食とインバウンド】アレルギーもフードダイバーシティ

第14回
インバウンド需要が消滅してしまっている日本の飲食業界ですが、フードダイバーシティ(食の多様性)に対応している飲食店には新しいお客様が増えています。日本人含む国内在住の食物アレルギーに悩まされている人たちです。ベジタリアン(菜食主義者)、ヴィーガン(動物性を食べない)、ハラール(イスラム教徒でも消費できる)に対応している飲食店は食のルールに詳しいため、特定のものを摂取できないアレルギーにも対応できているというわけです。今月はフードダイバーシティの中でも最も深刻な状況にあるかもしれないアレルギーについて考察します。