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【プロの眼】アジアの高齢化の現状と日本の介護セクターのビジネス領域計画

ヘルスケア産業のプロ(第2回) 細見真司
アジアは今後、本格的に高齢化を迎える。国連が2015年に発表した世界人口推計によると、推測される40年の高齢化率は日本が36.1%、中国が24.6%、韓国が30.8%、シンガポールが29.8%、タイが25.8%。あと25年ほどで、アジア各国では4人に1人が高齢者の時代となり、日本を上回る速度で高齢化が進む。これからは高齢化社会に対応した新たな制度の創設などインフラ整備と、民間の介護サービスの導入が求められるだろう。