早くマスクを外して自由になりたい。その気持ちを抱えて過ごしてきたコロナ下の2年。ただ大都市ジャカルタでは、心から安心してマスクを外せる日はやってこないかもしれない。
コロナ感染のことではない。ジャカルタの大気汚染の悪化が再び注目されるようになった。経済活動が復調して戻ってきたのは街中の渋滞と大気汚染だった。思えば話題となっている首都移転計画も、ジャカルタの人口集中による環境悪化を避けるためだった。
コロナ下で健康意識が高まり、外でジョギングや自転車に乗って運動する人が増えているといわれている。ただ現状では本当に健康のことを考えると、空気の質を気にして外で運動しない方がよいという結論になるのかもしれない。たとえ、新型コロナがエンデミック(日常的に流行する感染症)となっても、ジャカルタでマスクの常備は必要そうだ。(純)
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。