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【食とインバウンド】国際会議でも「プラントベース」

第29回
「採択までのプロセスについて深くお詫びします」――気候変動対策を協議するCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)は、シャーマ議長の涙の謝罪で閉幕しました。石炭の使用をめぐる表現について、大幅に譲歩した内容で「グラスゴー気候協定」を採択せざるを得なかったからです。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)で1年延長された今年のCOPでは脱炭素化に関する食についても注目が集まりました。そこで今号は国際会議での食について考察します。