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総司令官「10年でASEAN先進国に」

ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン総司令官は22日、向こう10年で東南アジア諸国連合(ASEAN)の先進国グループに入ることが可能との見解を表明した。2020年のミャンマーの1人当りの国内総生産(GDP)はASEAN10カ国で最下位にとどまっており、域内先進国入りには高度成長が必要となる。国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが23日伝えた。

総司令官の発言は、「国家計画委員会」第1回会合でのもの。「全国民が国の発展のために懸命に努力すれば、5年以内でASEAN中位に、10年以内で域内先進国になれる」と出席者を鼓舞した。総司令官は経済成長の実現に向け、持論である綿花や燃料、調理油の増産を通じた輸出振興などの必要性をあらためて強調した。

世界銀行によれば、ミャンマーの1人当たりGDPは1,400米ドル(約15万4,000円)。域内トップであるシンガポールの5万9,800米ドルの2%にとどまる。5位のインドネシアの3,900米ドルと比べても4割に満たない。

世銀は、ミャンマーの2020年度(20年10月~21年9月)のGDP成長率をマイナス18%と予測しており、総司令官が掲げるASEAN先進国入りを果たすためには相当な高成長が必要となる。

■6カ月予算案を承認

国家計画委員会は、国軍の最高意思決定機関「国家統治評議会(SAC)」が設置した組織。22日には同じくSACが設置した「財政委員会」第1回会合も開催された。両委員会は、会計年度の移行期となる21年10月~22年3月の6カ月予算案を承認した。

ミン・アウン・フライン総司令官は、移行期の税収確保のために「税率の引き上げでなく、納税者の裾野を広げる」方針を示した。天然資源の輸出拡大や国営企業の増収を通じた歳入確保にも取り組む。

歳出については、国内での外貨不足を念頭に緊縮財政に取り組む。新型コロナウイルス対策として、総額1,560億チャット(約93億円)の基金を設置する。

両委員会が承認した6カ月予算案は国軍の「暫定政府」を通じてSACに提出され、実行に移される。

国家計画委と財政委の委員長は、SAC議長でもあるミン・アウン・フライン総司令官が兼務している。


関連国・地域: ミャンマー
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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