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ユニ・チャーム、シェア伸ばして首位維持

衛生用品大手ユニ・チャームのインドネシア法人、ユニ・チャーム・インドネシアは29日、2020年1~12月期連結決算で売上高が前年比1%減の8兆4,340億ルピア(約640億円)だったと発表した。新型コロナウイルス流行拡大の影響で市場が縮小したものの、ほぼ前年並みの売り上げを維持し、主力商品である紙おむつや生理用品の市場シェアはいずれも前年を上回り、首位を維持した。

商品カテゴリー別の20年の市場シェアは、ベビーケア用品(紙おむつ)が47%、フェミニンケア(生理用品)が45%、ヘルスケア(大人用紙おむつなど)が41%。それぞれ19年の41%、40%、40%から伸ばした。全体の平均では43.3%と、19年時点から1.1ポイント伸ばした。今年は47.0%の達成を狙う。

コロナ禍で国民の購買力が低下し、行動制限で外出や買い物の機会が減る中、ユニ・チャームでも商品の使用頻度や使用量が減ったほか、低価格帯商品の需要が高まっていると感じている。こうした時勢を反映し、低価格帯商品の売り上げが好調だった。「Fitti」ブランドのベビー用紙おむつや、大人用紙おむつ「Certainty」の売り上げは前年からそれぞれ34倍、25倍と飛躍的に拡大した。

■マスク新タイプ投入でシェア倍増へ

ただ同社が「セカンド・ブランド」と位置付ける、これらの低価格商品の売り上げは全体の1割以下にすぎない。ユニ・チャーム・インドネシアの石井裕二社長はNNAの取材に対し「『マミーポコ』など主力ブランド商品の売り上げを維持しながら、ロープライス商品も市場に浸透させていく」と話した。

コロナ下で、昨年に発売した日本製のマスクや除菌シートの売り上げも好調だった。ただ世界的にマスクの需要が急増する中、日本から十分な供給量を確保できず、市場シェアは4%程度にとどまった。今年は8月以降にプリーツタイプのマスクやキッズ用マスクを新たに投入するほか、現在の小袋入りに加えて箱入りタイプも投入し、ラインアップを拡充しながら供給量を増やしてシェア倍増を狙う。

石井社長は今後の見通しについて、ワクチンの接種が進み、経済が回復基調にあると指摘。足元では感染者が再び急増しており「少し厳しい状況ではある」ものの「高い成長を続けている低価格商品とメイン商品のバランスを取りながら、通年の売り上げは2桁成長を目指す」と話した。


関連国・地域: インドネシア日本
関連業種: 医療・医薬品その他製造マクロ・統計・その他経済

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