沖縄鶏卵輸出、シンガポール向け前年比12倍
沖縄県産の鶏卵のシンガポール向け輸出が急拡大している。日本の財務省の統計によると、沖縄から同国向けに輸出された鶏卵は2020年に約128トンとなり、前年の約11トンから約12倍に拡大した。シンガポールで日本食店を展開するENホールディングスが、県産卵を使ったメニューを提供するレストランの出店を加速していることが背景にあるようだ。日本産の新鮮な卵の需要拡大に加え、沖縄県が生産、流通、消費まで一気通貫で提供できる体制を整えていることも輸出増に拍車を掛けている。