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日本産ビール輸入が回復軌道に

不買運動下火、シェア争いは激化

2019年に起きた日本製品の不買運動で最も打撃を受けた「日本産ビール」の韓国への輸入が、徐々に回復軌道に乗りつつある。不買運動で急激に落ち込んだ反動という側面もあるが、コロナ禍で自宅のみが増えて日本産ビールを求める消費者が戻りつつあることも回復の背景にあるようだ。ただ、この間に中国ビールが韓国市場で幅を利かせており、不買運動以前の水準に戻るには日韓関係の安定だけでなく、外国産ビールとの激しい競争も予想される。