日系企業、事業拡大の意欲低く=パソナ調査
人材サービス大手パソナグループが海外11カ国・地域の日系企業を対象に実施した調査で、マレーシアで事業規模を拡大する方針との回答は36%となり、東南アジア域内でシンガポールの35%に次いで低いことが分かった。縮小方針との回答は6%と東南アジアで最も高かった。景気低迷のほか、雇用ビザの取得・更新が難しくなっていることが響いたとみられる。新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、今後の景気動向によってはマレーシア事業の縮小を検討する日系企業が増える可能性もありそうだ。