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【食とインバウンド】問われる日本のサステナブル

第19回
昨年1月、本連載で私は2020年を「好機到来の年」と述べました。日本はこれからも注目され続けるだろうとも強調しました。当時、東京五輪・パラリンピックが半年後に、大阪万博は5年後に予定されていたからです。
一方で、オーストラリアの森林火災、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイの洪水、ロシアの異常に温かい冬といった当時起こっていた気候変動にも言及しました。そしてそれらに伴い、フレキシタリアン(少しまたは多めに肉食を減らしている人たち)が増加し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に対する消費者の意識が高まっていることにも触れました。
あれから1年―――。世界はパンデミック(世界的大流行)に陥り、事態収束も世界経済の先き行きも今だに見通せない状況にあります。事業は続けられるのか。そのためには何が必要なのか。今回はサステナブル(持続可能)について考えます。

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