• 印刷する

クレディセゾン、東南アでインパクト投資

クレジットカード大手のクレディセゾン(東京都豊島区)は11日、シンガポール子会社を通じて東南アジアでインパクト投資事業を開始すると発表した。全ての人が金融サービスを利用できるようにする「ファイナンシャルインクルージョン(金融包摂)」の取り組みを、アジア地域で推進する事業の一環となる。

インパクト投資は、教育や貧困などの社会課題を解決しつつ、経済的な利益を追求する投資行動だ。シンガポール子会社セゾンキャピタルは、まず試験運用としてインパクト投資事業を開始。低所得層や中小零細企業向けに金融サービスを提供する現地の金融機関、フィンテック(ITを活用した金融サービス)企業に対し、貸付資金を融資する。

まず約10億円の自己資金を使って融資する。その後はインパクト投資を志向する投資家の資金も活用。2021年度中に日本の投資家とファンドを組成し、将来的にはインドなど南アジアにも対象地域を広げる予定だ。

クレディセゾンの広報担当者はNNAに対し、「既に貸付資金を融資する企業を選定しており、来年1月以降に決定していく」と述べた。

クレディセゾンは中期経営計画の下で、金融包摂の取り組みをアジア地域で推進する目標を掲げている。人や情報、資金が集まりやすいシンガポールを拠点に、金融包摂に関する事業モデルを推進する。

インパクト投資は、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」を達成する上で、必要な資金を提供できる事業として注目されている。ただ30年までにSDGsを達成するには年5兆~7兆米ドル(約520兆~730兆円)の投資が必要と推定され、途上国全体では年約2兆5,000億米ドルの資金が不足しているという。

クレディセゾンは、こうしたギャップを埋めるためにもインパクト投資事業をアジアで推進したい考えだ。


関連国・地域: シンガポール日本
関連業種: 金融IT・通信

その他記事

すべての文頭を開く

大手3行の通期決算2桁減益 貸倒引当金増、見通し不鮮明(02/26)

シンガポール航空、3月2日から羽田便再開(02/26)

シナールマス・ランド、同業3社を買収(02/26)

スーパー紀ノ国屋、海外で初販売(02/26)

新カーシェア会社誕生、3月に営業開始(02/26)

配車グラブ、年内に350人増員(02/26)

シノバック製ワクチン、第1便が到着(02/26)

ミャンマー資金は少ない=シンガ金融庁(02/26)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン