インドの格付け会社ICRAは、本年度(2020年4月1日~21年3月31日)に再生可能エネルギーの発電設備容量が最大8ギガワット(GW、1GW=100万キロワット)増えると予測する。業界が新型コロナウイルスの影響から脱却し、10月以降に再生可能エネルギー事業の実施が進むと期待されるため。ファイナンシャル・エクスプレス(電子版)が伝えた。
ICRAによると、本年度上半期(20年4~9月)は新型コロナの影響で導入が鈍化した。一方で10月以降はサプライチェーン(部品の調達・供給網)の課題が緩和し、事業の実施が回復する見通し。容量の増加は特に、政府が強く後押しし、料金の面でも競争力がある太陽光発電がけん引するという。
中央政府や州政府が授与した事業の数から、来年度の追加容量は最大12GWになると予想している。
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