シンガポールの新聞・出版大手シンガポール・プレス・ホールディングス（ＳＰＨ）が発表した2020年８月期決算は、最終損益が8,370万Ｓドル（約64億9,400万円）の…

シンガポール

シンガポールの新聞・出版大手シンガポール・プレス・ホールディングス（ＳＰＨ）が発表した2020年８月期決算は、最終損益が8,370万Ｓドル（約64億9,400万円）の赤字となった。通期決算の赤字は、記録をさかのぼれる2008年以降で初めて。新型コロナウイルスの影響を受け、新聞広告が減ったことや不動産の減損処理をしたことが響いた。
19年８月期は２億1,320万Ｓドルの黒字を計上していた。20年８月期の売上高は、２％減の９億5,460万Ｓドルだった。
売上高を部門別にみると、メディア事業は23％減の１億3,170万Ｓドル。コロナ不況で新聞広告の売り上げが31％減の１億2,250万Ｓドルにとどまったことが響いた。
紙媒体は12％減収だった。一方、デジタル版は53％増収と好調。新型コロナや７月10日の総選挙に関する情報ニーズの高まりを受け、総選挙前後の６月23日～７月11日には閲覧者数が従来比で91％増加した。
不動産事業は、１割増の３億2,720万Ｓドルと増収を確保した。ただ新型コロナの影響で投資物件の公正価値が下がり、２億3,200万Ｓドルの減損損失を計上した。
グループ全体の総支出額は７％増の８億4,440万Ｓドル。メディア、雑誌部門を中心に人員を整理して人件費を２％削減したが、所有する商業施設で、コロナ下のテナント救済措置として賃料補塡（ほてん）などの措置を進めたことで支出が膨らんだ。
ＳＰＨのウン・ヤットチュン最高経営責任者（ＣＥＯ）は、「20年８月期は主要部門が新型コロナの打撃を受けた。ただデジタル事業は好調であることから、今後も読者の需要に応えてデジタル化したコンテンツの配信に力を入れていく」と述べた。

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７日に投票が行われた香港立法会（議会）選挙は８日午前に開票作業が終了し、議席の内訳が決まった。香港最大の親中派政党である民主建港協進聯盟（民建聯）が最…

パソコンやスマートフォンなどのコンシューマー・エレクトロニクスを製造するメーカーは、2026年にかけて最大30％の値上げに踏み切る見通しだ。人工知能（ＡＩ）…

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東南アジアで２年に１度開かれるスポーツの祭典「東南アジア競技大会（ＳＥＡゲームズ）2025」が９日、タイの首都バンコクで正式に開幕する。タイでの開催は18年…

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