８月の訪日中国人1600人、落ち込み続く

日本政府観光局（ＪＮＴＯ）は18日、８月に日本を訪れた中国人旅行客数が1,600人だったとの推計を発表した。前年同月比99.8％減少した。１～８月の累計は前年同期比84.4％減の102万5,300人にとどまっている。

新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、観光客の渡航が実質的に不可能な状況が続いている。中国政府は海外旅行の自粛を指示しており、日本側でも検疫強化や査証（ビザ）の無効化が実施されている。日本への直行便は９月以降も大幅な運休・減便が続く。

８月の訪日外国人旅行客数は、全体でも99.7％減の8,700人にとどまり、11カ月連続で前年同月を下回った。主要22市場全ての訪日客数が５カ月連続でゼロに近い数字となっている。１～８月の累計は395万9,500人で、前年同期比82.1％減少した。