初の１千２百万人突破見通し、訪韓観光客

今年に韓国を訪れた外国人観光客数が、初めて1,200万人を上回る見通しであることが分かった。

文化体育観光部と韓国観光公社によると、１～11月時点で訪韓外国人観光客数は1,125万人に上る。昨年同期間に比べると、9.1％増えた水準。月平均100万人の観光客が韓国を訪れている点を考慮すると、1,200万人突破は確実と言える。訪韓観光客数は、2005年に600万人を超えてから８年で約２倍に急増した。

特に、中国人観光客の急増が全体を底上げした。中国人の入国者数は、11月までに405万人と、初めて400万人を突破。昨年同期間比では42.8％増えた。外国人観光客全体の25.5％を占めている。

一方、同期間における訪韓日本人観光客数は253万人で、昨年同期より28.0％減った。全体に占める割合でも31.6％から22.5％に下がった。日韓両国における外交摩擦や円安基調が減少の一因と見られている。

このほか、今年はインド（25.9％増）やインドネシア（13.3％増）、フィリピン（13.1％増）、英国（2.6％増）からの観光客が増えたのに対し、オーストラリア（12.8％減）や米国（4.1％減）、カナダ（3.4％減）、ロシア（3.6％減）などは減少した。