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シンジェンタ、農薬の使用禁止で工業省提訴

中国化工集団(ケムチャイナ)傘下で、スイスの農薬・種子大手シンジェンタのタイ法人シンジェンタ・クロップ・プロテクションは、タイ工業省などによる除草剤のパラコートの使用禁止命令が法律に違反するとして中央行政裁判所に提訴したもようだ。プラチャーチャート・トゥラキットの最新号が報じた。

農薬業界の関係筋によると、シンジェンタは5月29日、工業省と農業・協同組合省農業局がそれぞれ同月19日、27日に官報に告示したパラコートと殺虫剤のクロルピリホスの農薬2種類の使用禁止命令について、工業省とスリヤ工業相、国家有害物質委員会(NHSC)、農業局、スームスック農業局長を法律違反で訴えた。また、この命令により事業が影響を受けているとして、裁判所が判定を下すまで同命令を一時停止するよう求めた。

安全農業連合(FSA)のスカン事務局長と11人も5月27日、工業省らを中央行政裁判所に提訴。裁判所に結審まで命令を一時停止するよう要求した。

スカン氏は、雨期入りで農家は作付けを始めなければならないが、パラコートの使用禁止で困難に直面していると指摘。農業・協同組合省は除草剤のグリホサートがパラコートの代わりになると説明しているが、濃度が低いため大量に使用しなければならず、パラコートを購入していた農家はコスト負担が重くのしかかっていると述べた。

パラコートとクロルピリホス、これらをベースにしたクロルピリホスメチル、パラコートジクロリド、パラコートジメチルサルフェートまたはパラコートメトサルフェートの使用は6月1日付で禁止された。これらを保有する農家は8月29日までに販売業者に返納しなければならない。


関連国・地域: タイ欧州
関連業種: 食品・飲料化学農林・水産マクロ・統計・その他経済

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