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豪4月の消費が160億$減、V字回復に暗雲

オーストラリアの4月の消費者支出が、前年同月比で160億豪ドル(約1兆1,940億円)減少したことが分かった。新型コロナウイルス感染症を背景とした経済低迷の中、消費者が支出に対し慎重なことが浮き彫りになり、国内経済がV字回復するとの予想に暗雲が漂っている。11日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)などが伝えた。

オーストラリア連邦準備銀(RBA)の調査によると、全ての決済方法で支出が減少し、◆デビットカード:10%減◆クレジットカード:33%減◆現金自動預払機(ATM):40%減――となった。

ATM利用が大きく落ち込んだのは、新型コロナ感染防止のため消費者が現金利用を避けたためとみられる。

マクリーン・ロッシュ・コンサルティングのハルバーソン最高経営責任者(CEO)は「単月でこれほどの落ち込みは見たことがない。経済のV字回復はあり得ない」との見方を示した。

コモンウェルス銀行(CBA)のシニアエコノミスト、アレン氏は「雇用市場は今も悪化しており、まだ底を打っていない。消費者の支出に対する慎重な姿勢はしばらく続くだろう」とした。

■ファッション需要は回復

一方、「即購入、後払い」サービス企業ジップ・マネー(Zip Money)の調査によると、6月1日までの1週間について、服などファッション用品への支出が、新型コロナ流行前の水準近くまで回復したことが分かった。

ただ、各都市の中央商業地区(CBD)はいまだに閑散としており、交通機関への支出は1月の水準と比べ約40%減少した。また、ニューサウスウェールズ州ではレストランなど飲食店への入店規制が大きく緩和されたにもかかわらず、同部門への支出は33%減と落ち込んだ。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 小売り・卸売りマクロ・統計・その他経済

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