• 印刷する

【アジアを走れ、次世代モビリティー】電動化、ASEANでじわり 本格普及は25年以降か

3月に開かれたタイの自動車見本市「第40回バンコク国際モーターショー」で英国系高級車MGが展示したEVのコンセプトカー(NNA撮影)

3月に開かれたタイの自動車見本市「第40回バンコク国際モーターショー」で英国系高級車MGが展示したEVのコンセプトカー(NNA撮影)

韓国・現代自動車は7月にインドでEVを発売した。同国で海外完成車メーカーによるEV投入は初めて(NNA撮影)

韓国・現代自動車は7月にインドでEVを発売した。同国で海外完成車メーカーによるEV投入は初めて(NNA撮影)

ASEANでEVが本格普及する上で充電ステーションの充実も鍵を握る=シンガポール(NNA撮影)

ASEANでEVが本格普及する上で充電ステーションの充実も鍵を握る=シンガポール(NNA撮影)

電動化をはじめとする自動車に関する先進技術の普及は、先進諸国とアジアの新興国の間ではタイムラグが発生すると考えられている。

米コンサルタント会社ベイン&カンパニーは、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内では、先進国に比べて、政府の電気自動車(EV)購入奨励策が少ないことや、メーカーが先進国向けの生産を優先し、ASEANへの供給台数が少ないことで販売価格が高くなっていることが普及のネックと指摘する。量産化が進み、販売が本格化するのは2025年以降とみている。

みずほ銀行産業調査部もASEANでは当面、エンジン車を中心とした従来型のビジネスが主流であり続けると予測。日系メーカーの高いシェアを鑑みれば、ASEANは日系企業にとって「キャッシュ創出の最後の砦」との見方だ。

■「日系優位」に変化も

半面、みずほ銀行産業調査部は「世界的に見ればゲームチェンジが進みつつある」と指摘する。ASEAN自動車市場は日系の牙城だが、エンジン車での競争では日系への勝ち目が薄い外資系メーカーが、現地政府に働きかけ、先進国同様の規制によって競争環境の変更を試みることが考えられるという。

域内の競争環境が変化する中、日系メーカーによる法令整備への積極関与は欠かせないと訴えている。(終わり)

出所:みずほ銀行産業調査部

出所:みずほ銀行産業調査部

出所:PwC Autofacts

出所:PwC Autofacts

※特集「アジアを走れ、次世代モビリティー」は、アジア経済を観るNNAのフリー媒体「NNAカンパサール」2019年9月号<http://www.nna.jp/nnakanpasar/>から転載しました。


関連国・地域: タイベトナムミャンマーカンボジアラオスマレーシアシンガポールインドネシアフィリピン日本
関連業種: 自動車・二輪車運輸IT・通信

その他記事

すべての文頭を開く

日系が新車と先進技術を公開 広州自動車ショー、逆風下で開幕(11/22)

リネット、カンボジア事業の営業利益12倍に(11/22)

華為、日本から2兆円超す製品調達(11/23)

イオン、東南ア初の業態導入 地域ごとの店舗設計で需要に対応(11/22)

技術者1万人雇用で事業強化 テクノプロ、高まる人材需要に対応(11/22)

双日など日本連合、通信網受注 70億円、華為・KT連合に競り勝つ(11/22)

「国産化」リスクの声高まる 国際貿易のメリット生かせず(11/22)

日系とウイング、融資管理システム共同開発(11/22)

テイクオフ:江戸時代に前野良沢や杉…(11/22)

松尾製菓、20年に工場稼働へ 日本向けに「チロルチョコ」生産(11/22)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン