【アジアインタビュー】変わるモッズ・ヘア、影に辣腕の中国人女性社長
日本には美容サロンが24万店あるとされ、世界的にも競争が激しい市場だ。中高級路線を徹底し、ファッションに敏感な若者に支持されているフランス・パリ発祥の美容サロン「モッズ・ヘア」も一時経営不振に苦しんだが、2016年に転機が訪れる。日本で同サロンを運営するエム・エイチ・グループ(東京都渋谷区)が中国資本に買収され、大手化粧品メーカー出身の在日中国人、朱峰玲子氏を経営陣に招き入れた。副社長を経て17年社長に就任した朱峰氏は、新宿や銀座、横浜など大都市の主要駅に構える店を改革してブランドへの信頼を再構築、1年で黒字化を実現させた。アジア展開も加速している。(文・写真=NNA東京編集部 江康慧)